夏の夜の夢...

よく食べよくライブに行く人の日記。

【舞台】11/25(土) 何者 初日 昼公演

単独初主演の阿部顕嵐と外部舞台初出演の長妻怜央

 

何者が一体どんな舞台になるかは雑誌やまいジャニである程度分かっていたからこそ期待値すごかったです。

観たらそれ以上のもので驚き。

私は映画も本も読んでいたので流れは分かる。だからこそ期待がすごかった。

 

舞台上はシンプルな造り。

半円になって1.5mくらい段差がある所にパイプ椅子が並べられる時があり、面接官等がそこに居る。

下は無機質な白の箱の集合体。

文字が英語や数字で書かれているが読めない羅列状態。

家具はすべてこの箱。大きさと形を組み合わせることで椅子や机に見立てる。

冷蔵庫も箪笥も同じ。

 

顕嵐はあまり前に出ないタイプなんだけど心の奥底は結構ドロドロ。

長妻くんは就活をする人を理解できないと言いつつ自分の最終的にはしている人。

 

本を読んでいる時には感じなかったけど、リカが一番普通なのかなって思った。

現代社会の中の一般的な感じがリカなのかなと。

ミズキも今時っちゃ今時。

 

物語というよりも演じていたそれぞれの感想を。

まず顕嵐。

魔女宅の時も思ったけど阿部顕嵐は舞台上に居るとアイドルの阿部顕嵐ではなくなる。

二宮拓人そのものだった。

ちょっと表情は陰っているしリアクションもあまり良い方ではないし、ミズキという片思い相手に向ける声や視線は温かいが攻撃する人に対しては冷たい。

場面によって拓人と誰かって分かれるけど、コータローと居る時ははしゃぐし元気でそのノリについていく所がある。

サワ先輩と居ると後輩を演じている感じで人が変わる。

その他人によって結構使い分けるタイプ。

 

良いなって思うのはもちろんラストのダンスなんだんだけど、段々裏の拓人の人格が出てきてから露骨に表情に出るようになっていくのが良かった。

ラストのリカとの掛け合い後狂ったように舞台上を駆け抜けるのはすごい。

振付の方もここまでやってもらえると楽しいだろうな。

丸尾さんも顕嵐だからこそここまでやって欲しいと望んで実現できたのかなと。

 

1:50のうちに休憩なくずっと出ていて体力も気力もいるだろうな。

演じている人はかなり精神的にきそう。

観ている私達も息をするのを忘れてしまう感じだった。

終わってから友達と上手く話せなくてとりあえずすごいとしか言えず。

トンボに続き拓人に出逢えたことも顕嵐にとってすごく恵まれているなって思う。

丸尾さんとTAKAHIROさんに出逢えたことも絶対にこの後力になる。

 

20歳を超えているから喫煙シーンも飲酒シーンもOKなんだろうな。

長妻くんは19歳だからタバコを持つも吸わないし、隆良はお酒弱い役だからこそ出来るものであってコータロー役は泥酔シーンもあるから無理かな。。

コータローを長妻くんにしなかったのはなぜ?と思いつつ、これは年齢の壁も多少あるのかもしれない。。

隆良もすごく良い役ではあるなんだけどダブルとして起用しなかったのは少し気になる所ではあった。

鈴木さんめっちゃ自然だから何者すごく良い舞台になってるから真相は分からないけど。

 

長妻くんは第一声どうかなって思ったけど自分を説明する文を読みつつの台詞がすごく堂々としていた。

長妻くんに関しては基本生だから緊張するだろうとかドキドキ感は無い。

彼は生の方が強いと思っているし本番に強いタイプだ。

だからPONでも生放送に出ると聞いた時は顕嵐よりも実は長妻くんの方が心配では無かった。

楽しそうに笑顔で周りを翻弄する所までイメージ出来ていたから。

 

何者に関しても初外部舞台だから~出来ないというものは彼には無いと思っていて、初日からかっ飛ばすだろう予想が当たった。

長妻怜央ではなくちょっと世の中を斜に見ている隆良そのものだった。

元気なイメージがあるようだけど私は長妻くんの何か影があるような所を好きになった身なので隆良を演じているのはものすごく合うと思っていた。

あのスタイルだから何を着ても似合うし丸っこいメガネがまた似合う。

後は多少抑揚をつけてもいいと思うけど隆良のキャラ的にありすぎると感情が入ってしまうからあの程度でもいいのかも。

きっと終わった瞬間笑顔溢れて楽屋では騒がしくしているんだろうと思うと可愛い隆良くん♡

 

共演者の方々は同世代ということもありまだフレッシュだったね。

小野田さんがどっしりしていて良いなって思った。

女性陣小柄で可愛いかららんれおと並ぶ時すごくいいね。

 

今後どんどん進化していくんだろうな。

私はあと数回観劇予定があるからどう変化していくか見守りつつ片時も表情を見逃さないでいたい。

 

阿部顕嵐長妻怜央もこの舞台が終わってのアイランドが楽しみ。

外部で吸収したことを発揮できる公演がすぐあるのがありがたいと感じる。